※漆黒のネタバレを含みます、観覧を注意ください
サブのウリエンジェ、漆黒ストーリーを終了。
と言っても「漆黒のヴィランズ」までですが、漆黒までをストーリーじゃんぽして進めていたので、クエストもメインのみしか手を付けていません。
途中蛮族のクエストに続くサブクエだけは同時進行で終わらせましたが、いやはや…何だか駆け抜けた感があります。
サブクエストを入れればこんなに早くには終われないですが、メインストーリーだけを進めているので、物語に途切れがないのが逆に良かったのかも知れません。
ウリエンジェの見た目のこのサブ子は、メインの子に比べてストーリーを深く読み進める事が出来て、メインでは気にも留めなかった個所や言葉一つ一つにとても意味があり重みがあるんだなと、感慨深かった。
話はイノセンス討滅まで遡りますが、結局ヴァウスリーも親に利用された存在だった訳ですね。
親の背中を見て子は育つと言いますが、何か典型を行ってたのは確かだな。
もちろん親の教育方針も大きく左右されてますが、野心にあふれ自らが頂点であると疑わず、だけどそれらが壊れてゆくのが怖い…人の弱さに闇は付け込むという点では横道な路線だけど、裸の王様よろしくなヴァウスリーも哀れだなと…2度目の討滅を終えてそんな事を感じました。
ウリエンジェもまた漆黒へ来ても変わらない部分もあって、水晶公も然り「救う」と言うやり方は違うけれども、ウリエンジェは水晶公の言いつけ通り(あとは自分の意思も大いにあったはず)この時まで事の結末を黙っていたしその責任を負おうとした。
水晶公は水晶公で、自らの命と引き換えにヒカセンだけでなく暁の人らも救おうとした。
結局最初にやろうとした事はエメトセルクに阻まれたけれど、それだけこの第一世界に来てもヒカセンは「光」であり「希望」だったんだよね。
同時に水晶公にとっては「憧れの英雄」でもあって、その背中に追いつこうと必死だった。
絶対に救おうと思っていた気持ちは誰よりも強かったんだろうなぁ。
人って絶対忖度する部分があって、自分にメリットがない事には例え目の前で争いごとが起こっていたとしても、手を出す事がデメリットなら見て見ぬふりをする…。
ヒカセンみたいに誰かに頼まれれば何でも引き受けちゃう、何でもやっちゃう…そうなると人はそこでも忖度する生き物で「あの人に言えば何でもやってくれる」「頼ればいいや」となるけれど、その行動一つで誰かの勇気になったり生きる道筋になったりするって、リアルでも簡単な事じゃないんだよね。
そこには人と人との信頼があって、やっぱり行動が伴う訳で…特別な力があったって嫌なものは嫌、乗り気じゃない事もあったはず。
暗黒騎士のジョブクエにもあるように、行動一つ一つに負の感情を蓄える事もあって当然。
けれども「怒り」の感情で戦いに身を投じてきたとは思えないんですよね。
殆ど(と言うか全て)はそこに生きる人たちを「救いたい」と願う「祈り」なんじゃないかと私は解釈しました。
ヴァウスリーに対してもユール・モアに生きる人たち以外の人々を虫けらのように見ていた点においては、怒りの感情もあった事はあったと思うけれど、その虫けらとして見られても一生懸命生きている人たちを理不尽な事象から救いたい…。
その先には大罪食いと言う現実が待っていたけれど、当初の目的「第一世界を救う」と言う感情で戦ってこられたんじゃないかな。
ヒカセンも特別な力があるにせよ「人」である事に変わりはなくて、罪食いになるかもしれない恐怖は少なからずあったはず。
幸い独りではないからどうにかして対処できないかと駆け回る仲間もいるし、的確に助言してくれる仲間もいた事は救いだよね。
これが独りだったら心折れても不思議じゃないもん。
その助言として、フェオ=ウルは凄い存在だと思う。
甘言でそれとなく反応を伺ってみたり、でもそれはこうあって欲しいと言う本心ではなく、人は困難な時に甘い誘惑があればそちらに手を取りがちだと言う人にあって当然の「甘え」の道を示して見せた。
フェオちゃん分かってるよね、そんな話に乗るヒカセンじゃないって事ww
だてに厳しい道を突っ走ってきたヒカセンじゃないんだぞぉ!
このシーンね、凄いなぁと思ったんですよ。
人は何か大きな事があるとその先の進むべき道を示して行かなきゃいけなくて、だからこそありとあらゆるその先へと続く道に何があのかを考え想像しながら進んでいくわけです。
そこにフェオちゃんたち妖精は沢山の幻惑や誘惑を見せ、その思考回路を惑わせてくる。
そこに新たな選択肢があればいいけれど、道を見誤ると取り返しのつかない結果になってしまう。
フェオちゃんはそんなヒカセンに的確に一度立ち止まって物事を見通す事を進めてるんですよ。
これは最初ヒカセンがサンクレッドとリーン(当時はミンフィリアと名乗っていた)たちとでイル・メグを訪れた際に経験してるんですよね。
イル・メグに足を踏み入れた時既に妖精たちの幻惑にかかっていて、行くべき場所のウリエンジェがいる館へ続く道を想い出せない。
そこは今妖精たちが住む「場所」であり、悪戯好きの彼らの「住処」である。
ならば彼らに幻惑を解いてもらうしかない…。
その場所が何処であり、今自分たちが何処にいるかを正しく認識して行動しているんですよ。
フェオちゃんのこの言葉聞いた時うわー凄っ!てなったんですよねーw
話はアーモロートまで一気に飛びますが、結局エメトセルクって自分たち古代人がそこにいた証を残したかっただけなんじゃないかと思うんですが…。
アリゼーが言うように死んだ人たちは戻らないし、仮にゾディアークが復活できたとて平穏を保つには贄を捧げなければいけない…世界の統合とは言っても人を復活させるのに供物が必要なら、世界からなりそこないの人がいなくなればそれも叶う事はないと思うんだけど、違うのかな?
魔法で造られたアーモロートと言う街があって、でも戦いの終わりにその街がどの様な状態で滅びたのか少しムービーで出てたけど、仮にゾディアークが復活したとしてもオリジナルで残っているエメトセルクとエリディブスだけしか残らないよね…。
そう考えると結局寂しくない?
今まで争い事とかなかったみたいだし、きっとこのゾディアークとハイデリンが生み出された時が古代人にとっての最初の争い事だったんでしょうね。
争い事とも言い難い事象だったんだろうけど、結果的に大切な人たちが戻ってくることはなかったし、世界統合の先にも見出される答えは変わらなかったと思う。
つまりアルバートとヒカセンは、過去において同一人物だった…と言う事で宜しいんでしょうか?(???)
同じ魂の色って所は少し前のストーリーでアマロが話していた内容と相違ないし、「あの人」てところで転生を意味するんだけども…。
実は2度目のストーリーでもまだここは深く読めていなかったりします。
間違いなくヒュトロダエウスの知人だよね…。
姿形、記憶は無くとも古代人だったんだろうなあ。
エメトセルクはそれとなく勘付いていたから、最後の大罪食い討伐で化け物になり果てそうになったかつての知人(恐らくは委員会の一人だった?)が、明らかに原初世界の人に寄った事に幻滅したし「お前なら・・・」との言葉とは裏腹な結果に、裏切られた気持ちになっただろう。
見間違うくらいには未練たらたらですね?w
エメトセルクも守りたいものの為に必死だったんだよな、自分たちがいかに優れた「人」であったか、くだらない事でいがみ合って傷つけあう世界がハイデリンによって幾つもの世界に分たれてしまって、その先では魔力にも乏しいし何年経とうとも進歩しないから、ここまで劣ってしまうのかと幻滅して…。
だからこそ在りし日の時代を取り戻したかったけど、ヒカセンによって夢は断たれてしまった。
長い時を生きたからこそ忘れ去られてしまった自分たちの存在を、誰かに覚えていて欲しかった。
エメトセルクもまた悲しき存在よなぁ…。
お帰りなさいのシーン、二人の英雄の帰還は泣ける!
アルバートにとっては本当の意味で仲間たちの元へ還る事を意味しているし、やっと仲間の元へ還ってこられたという二つの「おかえりなさい」の意味合いが込められてるよね。
ミンフィリアの「英雄は一人だけではない」の言葉通り、ハーデス戦からは二人の英雄の共闘だったんだよ…胸アツ案件。
並行してジョブクエスト受けるともっと胸アツなんだけど、サブ子は召喚と学者…占星しか80行ってないので、肝心の他のジョブクエが受けられていない()
メインの子では全て終わらせているので、クリスタリウムでのジョブクエあっての第一世界の光の戦士たちを知る事が出来る、貴重なサブクエストだと思う。
毎度ジョブクエだけは泣ける自信ある!(泣ける自信とは…)
一つだけ注文つけるとするならば、お願いだから突然NPCを操ってのジョブクエ進行止めてください!先ずスキル確認するところから始まるんですが!あと、あと、黒魔のMP枯渇しない素敵な仕様ですね?!是非これを次のアプデで取り入れてください!(無理言うな)
一応EDまで行ったので、早く原初世界に戻りたいなぁ。
まだまだIDとかあるからのんびりペースで進めて行こう。
余談として・・・
ウリエンジェの服は若気の至りで、アーモロート市民には恥ずかしく不評らしいw
(※全てのヒカセンに共通の中身です)
背中も出てるしな…マウントによっては下着見えるしな…。
そりゃあ争いの元だよな(ナニ…)